[QRコード]•6 分で読める
QRコードの印刷サイズ・誤り訂正レベル・QRフィッシング対策
1. まず誤り訂正レベルを決める
QRコードは一部が破損しても読めるよう冗長データを含みます。ISO/IEC 18004規格は4段階を定義しています。
| レベル | 復元可能な割合 | 用途 |
|---|---|---|
| L | 約7% | 画面表示、良好な環境 |
| M | 約15% | 一般的な印刷物(既定値) |
| Q | 約25% | ロゴ重ね、やや悪条件 |
| H | 約30% | 屋外掲示、大きなロゴ重ね |
レベルを上げると耐久性は増しますが、同じ情報を格納するのにより多くのモジュールが必要となり、コードが密になります。 印刷サイズが小さい場合はかえって認識率が下がることがあるため、サイズと併せて決めてください。
中央にロゴを入れるなら最低でもQ、ロゴが大きい場合はHが安全です。
2. 印刷サイズの決め方
現場で広く使われる経験則は次のとおりです。
最小の一辺 = 想定スキャン距離 ÷ 10加えてクワイエットゾーン(余白)の確保が必須です。規格はモジュール4個分の幅の余白を求めます。背景の模様や枠線が余白に食い込むと認識率が急激に落ちます。
3. 格納する情報は短いほどよい
データが長くなるほどモジュール数が増え、同じ印刷サイズではコードが密になり読み取りにくくなります。
4. 静的QRと動的QR
名刺や製品ラベルなど長く残る印刷物では、この違いが重要になります。
5. WiFi QRの形式
WiFi接続用QRは次の形式の文字列を格納します。
WIFI:T:WPA;S:ネットワーク名;P:パスワード;;Tは暗号化方式(WPA、WEP、nopass)、SはSSID、Pはパスワードです。ステルスネットワークには
H:true;を追加します。注意すべきは、このQRをスキャンした人はパスワードを知ることになるという点です。コード画像そのものがパスワードに等しいため、オンラインに公開したり外部の人が見られる場所に貼ったりしてはいけません。
6. QRフィッシング(クイッシング)への注意
QRは遷移先を人間が目視で確認できない点が弱点です。近年、公共の場の正規QRの上にステッカーを貼る手口が報告されています。
7. 生成ツール
EVEDAYS QRジェネレーターは、URL・テキスト・WiFi・連絡先をQRにしてPNGで保存できます。入力値はブラウザ内でのみ処理され、第三者のサーバーに原文が残りません。ただし生成されたQR自体はスキャンすれば誰でも読み取れるため、共有範囲はご自身で管理してください。